コシオカ産業

Column
コラム

2017年09月24日

【第24弾】ノベルティグッズにおける品質表示の義務?

現在販売されている様々な商品には品質表示が記されています。

私達消費者にとって安心安全な商品を使いたい……と言う思いがある事は当然ですし、万が一その商品を使用する際、事故があれば大変な事になってしまいます。

そこで重要になるのが品質表示と言う訳です。

品質表示は商品検査によって品質が保証されているもので、消費者庁によって定められています。

一般的には、機能や効用、構成されている主な素材などが記されています。

これにより私達が商品を購入・使用する際、安心安全の目安となり、また、高品質な商品かどうかを見極める目安ともなるのです。

表示が義務付けられている「家庭用品品質表示法」では、消費者が使用する家庭用品に対して、商品の品質について内容が分かるものにしています。

ジャンル別には………

① 繊維製品
下着、セーター、ズボン、スカート、毛布など35品目の繊維に表示する事が義務付けられています。
また、洗濯に関する表示も義務付けられています。

② 合成樹脂加工品
( 洗面器・たらい・バケツ及び浴室用器具)、(食事用・食卓用または台所用器具)、水筒、かご、お盆、湯たんぽ、(PEまたはPP製袋)、(可搬型便器及び便所用器具)………これら8品目について表示します。

③ 電気機械器具
テレビ、冷蔵庫、ポット、エアコンなど全17品目

④ 雑貨工業品
魔法瓶、カバン、傘、石鹸、椅子、塗料など30品目

上記のジャンル、日用品について品質表示が義務化されています。

また、一定水準の品質を保証する為に「国家的品質基準」が設けられています。

これがJISやJASなどです。

この基準を満たしていれば、マークを表示する事が可能になります。

更に、分野毎に細かく分けられ、食品衛生法、薬事法、電気用品安全法など表示されているものは安全と考える事が出来ます。

では………ノベルティグッズには品質表示の義務はあるのでしょうか?

結論から言うと、品質表示の義務はありません。

規程では、付録や非売品に関しては表示の必要がないとされています。

しかし、ノベルティグッズは企業の名前や商品を宣伝する事が目的です。

幾ら非売品とは言え、余り良くないモノを作ってしまうと、その企業のイメージダウンになり兼ねませんし、デザイン性も無く、ただロゴが入っているだけでは企業のイメージも薄いものとなります。

消費者の為に、細かな点まで配慮したノベルティグッズ……品質表示の必要がある、無いに関わらず、信頼される質の良いモノを作る……これが敷いては企業の信頼にも繋がります。

ノベルティ    グッズは上記の点を踏まえて制作をしなければなりません。

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