2011年01月07日
兎年
皆さん、新年あけましておめでとうございます。
今日からブログを再開させて頂きたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
今日は今年の第1回目のブログと云うこともあり、 2011年兎年について考えてみたいと思います。
年始の経団連の賀詞交換会において、各会社社長の見通しは昨年とは違い、非常に楽観論が多かった様に感じます。
その内容は前半は横ばいで後半から上向くと云うものです。
ただその裏付けはと云うと具体的な根拠に欠ける感は否めないとの印象を受けました。
ただ今の日本を占うにおいて、内部にあっては政治の問題、外部にあってはアメリカ、中国などの動向に左右されるところが多分にある為、他力本願にならざるを得ないのかもしれません。
しかし、確固たる根拠がないにも係わらず各社長のマインドが上がって来たと云うことは、それぞれの会社において整備が終わり、自信が少し出て来た証拠で喜ばしいことだと考えます。
私もはっきりとした根拠があるわけではありませんが、これ以上は悪くはならないだろうと楽観視しているところです。
これからの時代は今までの延長線上での方向や方法だけでは成長戦略を描くことは困難だと考えています。
従って誰もが道なき道を進んで行かなくてはならないのです。
内部外部環境がどうであれ、愚痴を言っていても何一つ解決しません。
それぞれの会社のトップが正しいと指し示した道を全員が信じ突き進む。 途中間違っていれば、又それを修正して全社一丸となって突き進む。 これを繰り返すことによって、道なき道が一つの道となり、やがて山の頂に到達することになるはずです。
今までの道の延長線では、もはや山の頂には続いていないのではないでしょうか?
兎と云う文字が入っている最も有名な諺として、 「2兎を追う者、1兎をも得ず」 があります。
これは教訓として正しい側面はありますが、今の時代私は「2兎を追わぬ者、1兎をも得ず」と云う考えです。
今の時代は会社であれ、政治であれ課題が山積しています。
又それらの課題は全て待った無しで、時間的余裕があるわけではありません。
会社で云えば内部を整備し収益を生み易い体質を図りながら、新しい収入源の確立も同時に進めて行かなくてはならないのです。
2兎も3兎も同時に追いかけ、その結果が出た時「兎の上り坂」になると思うのです。
ちなみに「兎の上り坂」の意味は、よい条件が整い、順調に進んで行くさまと云うことだそうです。
皆さん、今年は兎年、お互い飛躍の年にしたいものですね。
そして皆さんにとって「兎の上り坂」の1年となります様にお祈り申し上げます。
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