2011年05月13日
想定外?
皆さん、こんにちは!
随分暑くなってきましたね。
日中は少し、クーラーが必要な位になってきました。
暑い夏が、もう間近に迫っている感じです。
今年は、例年と違い、電力事情を考え私達が出来る対策は、今からしなくてはならないですね。
話は代わりますが、今回の震災、原発の問題などが報道される中で、よく「想定外」という言葉を耳にします。
確かに、今回のM9という地震、それに伴う、津波、原発事故は想定外のことだったのかもしれません。
しかし、政府や東電の対応を見聞きすると、想定内のことがどこまで出来ていたの?すらさえ疑問に思う事ばかりの様な感じがします。
大地震を想定して、防波堤を造ってあるから大丈夫。 大地震を想定して、建物を強固にしてあるから大丈夫。
ぐらいにしか私には見えません。 想定内のことが発生したら、どのように対処するのか?(これはあると思いますが、機能している様に見えません。)又、想定外のことが発生したら、どのように対処するのか?
までは実質的に機能する様にしておかなければならないと考えるのです。
そういったところが、見えないから、政府や東電の対応が後手後手に映り、国民の信頼が著しく失墜しているのだろうと思います。
それとは対象的に、東京ディズニーランドの危機管理は見事なものです。
彼らは、常に震度6強、入場者10万人を想定して、訓練をしているといいます。
しかもその回数は年間100回にのぼるそうです。
単純計算しても約3日に1回は訓練していることになります。
いつ発生するかわからない大地震に備えてです。
その中で、ゲストの安全の確保、防備、誘導などを機能する様に、繰返し繰返し行うそうです。
そして、今回不測の事態が起こってしまいました。
彼らはマニュアルに載っとり、ゲストの安全の確保、防備、誘導を行ったわけですが、今回の大地震はそれだけでは対処しきれません。
そこで各々が考え行動に移ります。
ある人は、より安全を確保する為、売り物の大きなぬいぐるみを皆さんに配り、頭をカバーして下さいと笑顔で、お願いし、又ある人は、売り物のお菓子を笑顔で配り、ゲストの空腹を満たし、又ある人は、揺れている建物の中で、自らシャンデリアの下に立ち、笑顔で大丈夫ですよと安心感を与え、又ある人は、ゲストの寒さを和らげる為、大きな買い物袋を配るなど、それぞれがマニュアルにない不測の事態に「想定内」のこととして、対応したのです。
そして、いち早く安全か確保できた、ディズニーランドに、ディズニーシィのゲスト達を誘導する際、通常の道を通ると時間が掛かるとの判断から、本来決して見せない舞台裏通路を使って誘導したそうです。
更に、備蓄してある非常食(お湯をかけながら、ほぐすと直ぐに暖かくなる炊き込みごはんだそうです)を全員に配り、翌日最後のゲストが帰るまで、スタッフ一同笑顔で対応したといいます。
全てが、ゲストの安全と安心の為という思いが徹底されています。
そして、これらのことを当たり前の様にやってのけたスタッフは、その9割がアルバイトの人達です。
これにより、今まで以上に信頼が増した事はいうまでもありません。
優秀な大学を出て、その道のプロとして仕事をしている、どこかの国の政府や電力会社とは大違いだと思うのです。
会社においても同じ事がいえると思います。
今、会社の取り巻く環境の変化は早く、予想不能のところがあります。
いつ、大災害がやってくるか?わからない状況下にあると言っても過言ではありません。
その中で、どこまでを想定内として、不測の事態が起こったとしても対処出来る状態を常に社員ともども構築し、実行出来るのか?
又、想定外のことが起こったとしても、それを想定内として、日々の課題の解決活動が出来ているのか?
このような事が、今後の会社の浮沈に大きく左右するのかもしれませんね。
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