2011年11月11日
成長の兆し
皆さん、こんにちは!
今日、私は東京にいます。
それにしても寒いですね。
こちらは生憎の雨で、気温は11、2度しかありません。
思わず、スーツの下に薄手のセーターを着こんでしまいました。
逆に今、にわかに熱くなっているというと、国政においては、TPP交渉参加の是非、大阪においては、大阪秋の陣といわれる府知事、大阪市長のW選挙ということではないでしょうか?
これらは、全然違う事案ではありますが、対立軸という点では同じ様に思えます。
当然ながら、詳細においては、難しい課題が山積しているとは理解していますが、少し乱暴にいうと、対立軸は国や大阪のこれからの方向性、対、既得権益を死守したい人達という感じがします。
しかし、いずれにせよ、私はようやく日本において、政治らしい対立になって来たのではないかと嬉しく思っています。
今まで、政治における対立軸は、ほとんどの場合、不透明で、どちらが勝つにせよ、勝った側の既得権益だけが守られるという構図に終始して、日本の歩みを止めて来たのではないか?と思います。
それ故に、日本は方向性を失い、目先に起こった事案だけを処理し続け、世界から「失った10年や20年」といわれ続けているのだと考えています。
今回の場合、私個人としては、次の様に考えています。
まず、TPP ですが、これはアメリカ主導の経済連携ですが、一方で中国も自ら主導して日本、韓国と連携してアジアでの経済連携を構築しようという動きがあります。
従って、アメリカも中国も、今、日本の動向を大いに注目しているわけです。
これは、短期的に見ると、明らかに政治的チャンスだと思います。
対アメリカ、対中国の目先にある懸案事項に道筋を付けることができるかもしれません。
ビジネスも同様ですが、「天の利」チャンスというものは、そうそうやって来るものではありません。
また、長期的な視野から考えた場合も、もはや日本だけが枠組みを外れた形で、独自の経済成長を実現して行く…ということは困難である様に思います。
私達中小企業ですら、少くなくともアジア位までは考慮し、その方向性を模索して行かなければならないわけですから、国レベルともなると、高い経済連携からは逃れられないのではないか?と思うのです。
ただ、その中で、自給率の低いこの国にあっては農業政策をどの様に展開し、農家の方々の生活を安堵させるのか?
また、医療の分野においても、国民の命が危険にさらされることはあってはなりません。
大きな川の流れに逆らうことは出来ないわけですが、その中で、それぞれの分野での在り方については充分な議論を要すると考えます。
大阪秋の陣においても、次の大阪の在り方?が対立軸になっています。
確かに、橋下前知事がいう様に大阪市の既得権益は巨大過ぎる感がありますし、二重行政による無駄や決定の遅さは指摘通りだと思います。
方向性は間違いではないと考えますが、既得権益を守りたい人達は去ることながら、その発言や手法の荒らさから、少しずつ風向きが変わりつつある様に思います。
方向性を決めるということは、政治がしなくてはならない最重要課題ではありますが、同時に、それによるデメリットや弊害、そしてそれらの解決策や国民、府民、市民の生活、財産、生命を如何に担保して行くか?の道筋をも説明しなければ、責任ある政治家とは言えません。
元来、行政のあるべき姿として、政治家が方向性をしっかりと示し、優秀な官僚の方々や公務員の方々が事務方を担うという形だろうと考えます。
そう言った意味では、賛否両論はあるのは当然ですが、ようやく日本の政治があるべき姿に踏み出したのではないか?と思うのです。
今は閉塞感のある時代で、構造そのものが対応年数を過ぎて来たのかもしれません。
従って、これからも、この様な対立軸を持って議論を重ね、その方向性を私達にしっかりと示して欲しいものです。
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