2011年12月16日
行動基本方針
皆さん、こんにちは!
昨日までは比較的、過ごしやすい感じがしましたが、今日から週末にかけては寒さも一段と厳しくなるようですので、しっかりと寒さ対策をして、風邪などを引かないようにご注意下さい。
さて、今日は私達の会社の「行動基本方針」をご紹介させて頂きたいと思います。
これは今年の10月、新たに制定したものです。 また、同時に「経営基本方針」も合わせて制定しました。 これらは、今まで、私達の会社でいうところの「ISO品質方針」に顕されていました。
しかし、2002年の取得以来、時代の急激な変化、ニーズの多様化などにより、これ迄の「品質方針」では、これからの方向性と食い違う部分も随分出てきましたので、今年の9月、ISO の更新審査において主任審査員にその旨をご説明させて頂き、ご理解とご了解を得て、10月より事業としての本質に近いところで「経営基本方針」「行動基本方針」を制定し、これらをもって私達の「品質方針」とすることにしたのです。
私が社長になって以来、手探り状態で試行錯誤しながら、事業の急激な転換という道を進んで参りました。 その道のりは失敗の連続でしたが、同じ過ちは二度としないということを心がけ、地道に一歩一歩、足踏み状態や後戻りしないよう慎重に且つスピーディーに登り詰めていきました。
そして、1つの頂上にたどり着いた時、経営とは?行動・活動とは?どうあるべきか?という1つの結論に達したのです。
今後、私に社長の任があるかぎり、ブレることのない、ようやくたどり着いた「経営基本方針」「行動基本方針」だという私の熱い想いが込めらていて、これを社員達が理解し、それぞれの立場や与えられた役割の中で、実践して行ってくれれば、職場環境は劇的に変わり、生活面での向上も実現してあげることができると考えています。
経営基本方針は「人事育成」「職場環境」「仕組み」「方向性」の4つの柱で構成されています。
そして、行動基本方針です。
①考動
文字通り考えて動きなさいということです。 手探り状態でも試行錯誤でもいいから、問題意識をもって考えて動かなくてはなりません。 例え失敗しても、考えた結果の失敗であれば、同じ過ちは二度としないものです。 何回も同じ過ちを起こすということは、何も考えず、上っ面だけで行動しているということを意味します。
また、逆に考えて行動した結果、成功したとしたら、それは成功体験として自信になり更に成長させてくれます。
いずれにせよ失敗であれ成功であれ、考えた末の行動結果であれば、部下が出来た時、自身の体験を基に必ず活きた指導ができるものです。
部下に業務の仕方を教えるということも大事な教育ではありますが、それだけしかわからず、仕事を淡々とこなすだけになってしまえば、何も正社員がしなくても、バイトの方々で十分なのです。
考えて行動をしなくては、いくら年を重ねても、自身の成長には繋がらず、本当の意味での指導は出来ないものです。
②成果を意識した時間配分
以前ブログでもご紹介しましたが、ドラッカーは「成果をあげる者は、仕事からスタートせずに、時間からスタートする」と言われています。
またある人は、「この世において一番無慈悲なものは何か?」という問に、「それは、時間である」と説かれています。
時間は待ってくれません!
事業転換の折りも、金融機関との約束もあり、この月までにここまでの成果を、この日までにここまでの成果を、というように日付を入れ、その日までの成果を意識し、その結果を出す為に行動の優先順位を付け追っかけてきました。
クレームなどのように直ぐに目先の仕事を処理しなくてはならないこともありますが、いつもイレギュラーがスタンダードになっているような行動をしてはいけません。
本当に自分がしなければならない仕事は何なのか? その為にはどう行動しなければならないか?
その優先順位を付け、それに応じた時間配分とその成果を予め決めてから行動に移すということを常に意識しなければなりません。
これは自身も意識しなくてはなりませんが、指示を出す人は必ず意識しなくてはならないことです。
例えば、恥ずかしながら当社でもよく見かけるのが、「これやっといて、あれやっといて」という指示です。
指示には必ず時間を入れなくてはなりません!!
「何時までにこれをやって下さい」、「これ何時間位でできる?」、「明日の何時までに納品して下さい」、「何時までにいくら生産して下さい」などなど、ありとあらゆる場面で指示を出す人は、時間を入れなければ、責任者は絶対に務まりません!
これを行うことで、1つの基準ができ、その時間までに出来なかった場合、なぜ出来なかったのか?を考えるキッカケになり問題意識が芽生えます。
そして、それを解決していくことで、成果UP へと導かれるわけです。
「これやっといて」など時間を入れないレベルの指示では、何時間掛かろうが言われた仕事をこなした程度に終始し、なんの成果にも繋がらりません。
このような上司の元では、決して部下は育ちません。
③精度UPコミュニケーション
当然ながら、同じ職場で気持ちよく仕事をしていく為には、互いにコミュニケーションを計ることは大事です。
この精度UP コミュニケーションとは、もう一歩踏み込んで「今、自分が又は部署、部門として抱えている課題」を会議という場だけでなく、普段のコミュニケーションの中で気軽にどんどん行いなさいということです。
会社は一般的に会議で課題を抽出し、その解決法を示し、実行に移すということですが、これだけでは時代の変革スピードにはついていけません。
日々のコミュニケーションの中で気軽に「どうしたら、同じ時間でもっと量を処理できるかな?」、「どうしたら、効率がよくなる?」、「どうしたら、間違いがなくなる?」、「どうしたら、早く退社できる?」などなど、ちょっとしたことで構わないので、精度をあげていく為のコミュニケーションをとる必要があります。
「そうしたら、一度この方法でやってみようか?」、「もっと、こうしたらどう?」など何かしらの意見が共有できれば、気軽にやってみることです。
会社運営において、全ての案件がそうではありませんか、会議のテーブルに載るということは、会社として無視出来ない課題になってしまったから、会議を行う必要があるわけです。
このように、日々の課題に関しては、仲間で話し合いながら改善していくことができる組織になれば、会議も極力少なくすることができ、時代の変革スピードにも対応することが可能だと考えるのです。
私達の会社では、10月より制定し、その行動基本方針にそった行動を促し、閉塞感のある時代にあって風穴をあける行動をして参りたいと考えています。
何かしらのご参考にして頂きければ、幸甚に存じます。
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