2013年02月15日
道徳観・倫理観
皆さん、こんにちは!!
私は今、東京にいます。
こちらの今日の予報では、昼から雨か雪ということで、やはり肌寒く感じられます。
春の到来が待ち遠しい、そんな感じです。
さて、昨日、当社のコンサルティングの方の紹介で、中国銀行東京支店の部長代理という方と食事をしました。
中国銀行は、中国にあって金融機関の中心を担う最大手の銀行です。
情報交換が主な主旨でしたが、その中で少し道徳・倫理の話になりました。
今、北朝鮮では核実験を強行し、中国を含め世界からの批判を浴びています。
中国においては、pm2.5による深刻な大気汚染の問題で自国だけではなく、日本・韓国・北朝鮮にも影響が及びつつあるという現状です。
この辺りの道徳観、倫理観は如何なものか?という様な内容でした。
中国・北朝鮮の言い分は「先進国は今まで同じ方法で優先的利益を得て来たではないか?私達の利益を止める権利はない。私達は今、その途上にあるだけだ」ということでしょう。
一方、先進国は「昔と今とは違う。世界も発展し、科学も発展し、その中で地球環境に及ぼす影響が明らかになったのだ。だから、人類の平和的発展と地球環境を考慮し、政策転換をしてもらいたい」こんなところだと思います。
私見として、どちらにも一利あるとは思います。
また、どちらが正しい、間違いだとも言えません。
要は、価値観、道徳観、倫理観、考え方の違いということだろうと思います。
しかし、世界のトレンド・方向性は地球環境・平和への意識が高まっていると考えますし、万人が、そう望むはずです。
如何なる国においても、それぞれの国の事情があり一足飛びには行かないまでも、世界各国、万人が望むのであれば、その方向性に添った政策を進めて行くべきだと思います。
先程の中国銀行の部長代理は、社交辞令かもしれませんが、「日本人の道徳、倫理は、今や、ヨーロッパより上ですよ」と言ってくれました。
私は、「成長や発展の順番で、日本もまだまだ誉められたものではありません。やっと大人のスタートラインに立ったということでしょう」という様な話をしました。
日本もその昔は、そうでした。
間違った道徳観、倫理観の教育から、軍国主義を貫き、世界を戦争に巻き込み東南アジア諸国に多大な被害を与えてしまいました。
今の北朝鮮の様だったかもしれません。
また、私が子供の頃、光化学スモッグ注意報が毎日の様に発令され、運動場で遊ぶことも、ままならない状況でした。
これも、今の中国の様だったかもしれません。
日本もまた大きな代償を払い、平和的発展の基、今日があります。
しかし、ヨーロッパから、道徳観、倫理観という視点で見ると、日本と言えども、アジアという枠組みで捉えられているようです。
少し乱暴な言い方をすれば、日本も含めアジアは道徳や倫理に欠ける品のない国々という感じです。
例えば、ドイツで買い物をした時、似通った商品が2つ並んでいました。
しかし、価格は明らかに違います。
実は、高い方はリサイクル商品でした。
普通、リサイクル商品は安いはずですが……。
暫く見ていると、新品の安い商品よりか、高いリサイクル商品の方を買って行かれる方々が圧倒的に多いという感じでした。
環境への意識が断然に高い訳です。
果たして、日本ではどうでしょうか…………。
先程のヨーロッパ人の見解にも、悔しいですが頷いてしまいます。
だから、私は日本と言えども世界から見てまだスタートラインに立ったに過ぎないと考えているのです。
人の道徳観、倫理観も、その時々によって違いがあります。
私も振り返ると、幼い頃は、虫なども平気で触っていましたし、今では考えられない事ですが、平気で殺していた様に思います。
子供は何も考えず無邪気でそして時には残酷な事を平気でしてしまうものです。
それから少しずつ道徳観、倫理観は身に付いて来ますが、まだまだ自分勝手でわがままで自分中心に考えていた様に思います。
それから、社会人、結婚、親になり、親父が亡くなり、矢面で様々な事柄に対峙し、様々な経験をし、年齢を重ねて行く中で、自然と廻りを見渡せる様になって行きました。
国においても、人においてもまた、その様な変遷があると思います。
道徳観、倫理観というものは教育も去ることながら、知識だけでは何の役にも立ちません。
「知行合一」
知っている事と、行っている事を一致させなければ意味を成さないのです。
皆さん、今一度、私も含め道徳観、倫理観を見つめ直して見ましょう。
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