2013年07月30日
予見された未来
皆さん、こんにちは!!
しかし、蒸し暑い日が続きますね。
ようやく暑かった7月が終わったかと思うと今日から8月………実はこれからが夏本番です。
ちょっと気が滅入る感じがしますが………。
逆にチビッ子達は、待ちに待った夏休みに入り、元気一杯というところでしょうが、熱中症や水の事故も多くなる時期でもありますので、親御さん達には充分な注意をしてあげて欲しいと思います。
さて、過日、参議院選挙が終わり、結果は予想通り、自民党の圧勝でした。
これで、いわゆる「ねじれ」が解消され、衆参において与党が過半数を占め、アベノミクスが加速しそうな感じです。
ただ巷では、その好況感を感じていない中小零細企業が圧倒的に多いのが現状だと思いますし、「以前より悪くなった」という声も少なくはありません。
急激な円安により、一部、輸出を中心とする企業は当然潤っている訳ですが、一方で原材料が急騰し、売価転嫁もままならず、利益だけが減少しているという現実もあります。
また、私達の暮らしを見ても、給料は依然として上がらない中で、円安により原材料が急騰した為、一部の食料品では価格が上がり出し、家計を少しずつ苦しめる方向性に進んでいる感じがします。
私達国民は、今後、加速するであろうアベノミクスによって、私達の暮らし振りは果たして良くなるのか?悪くなるのか?しっかりと見定めなくてはならないですね。
私自身は、今回の安倍首相をリーダーとして考えた場合、実行力と政策を形にするスピードが早く、おこがましいですが、昨今の歴代首相と比べ、また第一次安倍内閣と比べ、高い評価をさせて頂いています。
ただ、政策的にはどうか?と思うところはありますが……。
リーダーに必要なのは、ハッキリとしたメッセージや方向性を示すことにあると考えます。
そういった意味では、小泉元首相以来、久し振りに現れたリーダーシップを持たれた方で、国のリーダーとして恥ずかしくない方だと思います。
これから、恐らく長期政権になると思われますので、是非とも私達の期待を裏切らない様にしてもらいたいものです。
時代や経済の流れは、その時の政治家達によって創られる要素が多分にあります。
そして、その政治家達によって創られる時代や経済の流れの中に、私達のビジネスの場である市場が存在します。
彼らの動向により、新しい市場が形成されたり、沈滞していた市場が再び活性化されたり、また、逆に、活性化していた市場が縮小したり、消滅したりと、こういったことを歴史的に見ても繰り返してきているのです。
また、今の日本を見た場合、もはや政治だけの力によって、全業種、全企業が良くなるということは、あり得ないのではないか?と思います。
仮に、まだ日本が発展途上で、政治家達の先見性のある政策が展開され、人口も増え続け、そして、経済が毎年2桁成長を続けているという前提があれば、もしかすると、全企業が 良いという状態を創り出せるかもわかりません。 しかし、その実現性は限りなくゼロに近いのではないでしょうか…………。
今や、日本は成熟した社会の中で、経済成長を大きく伸ばすことは不可能ですし、しかも人口が減少し、間違いなく近い将来、市場は縮小して行きます。
近年の統計でいうと、出生人口は約80万人程度です。
かなり低い数字です。
これから20年、経過して、彼らが二十歳を迎えたとしても、移民政策等がない限り、80万人未満のままです。
確実に市場は縮小するのです。
この様なことを、ドラッカーは「予見された未来」と言っています。
言うなれば、確実に訪れる未来ということです。
日本人の民族性は、誠実、真面目、勤勉そして保守的という感じです。
今日まで、日本を世界の先進国へと押し上げて来れた原動力は、国民の大多数が持つ、この様な性質によるところも大きかったのではないか?とも考えます。
しかし、これからの時代においては、その性質が成長のスピードを鈍らせる可能性があります。
時代の移り変わりが早くなっている現代においては、少し先を予見し、いち早く革新的に物事を進めて行く必要があると思うのです。
言われたことは、真面目にコツコツと行う。 しかし、一度、決定して業務が動き出すと、なかなか変えようとしない。
この様な体質ですと、これからの時代のスピードには到底ついて行けません。
政治家達の力は、必要です。
しかし、これからは、その力に頼るだけでは何も解決しません。
私達企業がしなくてはならないことは、政治家達の政策に一喜一憂するのではなく、それらを情報として捉え、今後どの様な形で時代や経済が創り出され、そして、自分達の取り巻く市場はどの様に変化をして行くのか?を冷静に検証・分析・予測し、いち早く手を打ち実行することが肝要であると考えるのです。
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