2013年09月27日
楽天イーグルス優勝
皆さん、こんにちは!!
随分、過ごしやすい気候になってきましたね。
もう気が付くと9月の末で、彼岸も過ぎてしまいました。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、あの暑かった夏が遠い出来事の様です。
さて、この時期になりますと、いよいよプロ野球も佳境に入って来ます。
昨日は、楽天イーグルスが見事、創設9年目でパリーグ制覇を果たしました。
監督、選手、スタッフの方々の喜びは勿論の事ですが、何よりも震災以来、楽天イーグルスの戦いを糧に、共に頑張って来られた東北の方々の喜びはひとしおのものだと思います。
心からお慶びと、拍手をお送り致します。
振り返りますと、楽天イーグルスのスタートは散々たるものでした。
初年度は、ダントツの最下位で5位のチームに20ゲーム以上引き離されるという弱小ぶりでした。
当時は中心になる選手も少なく、他の球団を解雇になった選手や、また他の球団ではレギュラーになれそうもない選手達が多くおられた印象で、プロ野球の技術水準からすると、まずスキル的に大きく劣っていた様に思います。
それから、野村前監督が就任され、野球への考え方や技術を教え、少しずつレベルが向上して行った様に感じます。
しかし、監督は作戦や環境整備、そして教える事は出来ても実際戦うのは選手達です。
そう云った意味では、田中将大選手の加入は大きいものだったと思います。
彼は入団以来、期待通りに成長をして行きます。
そして、今年、開幕から破竹の22連勝を飾り、優勝をする原動力となったのです。
この様な楽天イーグルスの優勝までの変遷を考えますと「組織論」が見えて来ます。
組織が強くなる為には、全体の基準値を上げて行かなくてはなりません。
野球の場合、チーム打率2割の水準では、まず優勝は出来ません。
それを2割5分、2割8分、3割と全体基準を上げて行けば優勝へと近づく事になる訳です。
防御率も同様で、5点台(1試合平均5点は取られるという意味)では優勝は難しく、4点、3点、2点と基準を上げて行けば優勝へと近づきます。
当然ながら、この両方が噛み合うことが重要です。
そうであれば、どの様にして今の現状の基準から優勝を狙える基準に上げるのか?という事になります。
まず第一は人を育てるという事です。
それには標準化された教育が必要になります。
そして、それを基にした練習、実践経験の繰り返ししかありません。
それにより個々の基準を上げて行きます。
しかし、どうしても基準が上がらない人も出て来ます。
その場合、野球では助っ人という形で補強をし、足りないところの基準を上げるという具合です。
会社の場合は、外部委託という事になるのかもしれません。
全体の基準が上がると優勝を狙える位置にはなります。
しかし、優勝を勝ち取る為には、もう1つ不可欠のものがあります。
それは絶対的リーダーです。
今年の田中将大選手の様な存在です。
「組織論」として、リーダー不在では組織は成立しないとあります。
全くその通りだと考えます。
先週のブログ「トヨタの口ぐせ」の中にも組織論の一端があります。
彼らは、「会社のために」という口ぐせがあります。
野球でいうならば、「チームの優勝のために」という方向性を組織全員が共有しなければなりません。
これもまた、リーダーの役目です。
そして、「トヨタの口ぐせ」は「できる人を育てる」「リーダーを育てる」です。
組織の基準を上げて行く為に「できる人」を数多く育てる、そして、それぞれの部署の中心となる「リーダー」を育てる、という訳です。
強くなる「組織論」に乗っ取っています。
今年の楽天イーグルスの優勝を見て、改めて組織というものを考えさせられた思いです。
楽天イーグルス関係者並びにファンの皆さん、本当におめでとうございました。
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