2013年11月07日
仕事の速い人・遅い人
皆さん、こんにちは!!
如何お過ごしですか?
私は今、東京にいます。
約1ヶ月振りの東京です。
久し振りに戻ると、こちらは随分と季節が進み、大阪より数段、寒い感じがします。
そして、街の中は、早くもクリスマス模様になりつつあるという状況です。
何か慌ただしさを感じてしまいます。
しかし、よく考えて見ると、11月7日は立冬という事でしたので、これからは加速的に冬へと向かって行くんでしょうね。
私の周りでも風邪を引かれている方が多く見受けられる様になりました。
気候の変わり目ですので、どうか、お身体をご自愛下さい。
さて、話は変わりますが、先般、ある本を読みました。
本のタイトルは、「仕事の速い人と仕事の遅い人の習慣」というものです。
そこには、「仕事の速い人は、マニュアルを重視し、仕事の遅い人は経験や勘を重視する」とありました。
これは、至極当然で、会社においては、人が増えれば増える程…、業務が増えれば増える程…「よりよい仕事のやり方」を常に模索し、それをマニュアル化する事で、人に教える事が出来、共有化が図られ、スムーズな業務処理や活動が成される様になるのです。
その結果、仕事が速く片付くという事に繋がる訳です。
逆に、これらの考えがなければ、それぞれ個人のスキルや考え方、経験や勘に頼った属人的な仕事の処理になってしまい、人が増えれば増える程、烏合の衆と化し、効率の良い業務処理や活動には程遠い状態になってしまいます。
その結果、仕事が遅くなると云えるのです。
従って、まず業務であれ、活動であれ、それを「効率良く進めて行く為の方法」を手順通りに書き記す→次にそれをマニュアルとして上司が部下に教え共有化を図る→ロールプレイングや実践を積み重ねさせ、スキルを上げる。
この考え方、順序で仕事を行って行けば、「仕事が速い人」になる訳です。
また、「効率良く仕事を進めて行く方法」というのは、ベターであってベストではありません。
その時は、この方法・手順がベストだと思っていても、明日には、もっと良い方法が見つかるかもしれません。
常に、「より良い仕事の進め方」を模索し、今のマニュアルよりも効率が良くなると判断をすれば、直ぐに改善をし、上記の順序でマニュアルを定着させて行きます。
そうすれば、今よりも仕事の効率が更に上がります。
これを繰り返す事で、どんどん「仕事が速い人」になって行く訳です。
ここで、重要な事は、「決まった事は、決まった通りに行う」という事です。
折角、「より良い仕事の進め方」として、マニュアルを作成しても、それを置き去りにして、決まった事を守らず、今まで通りの属人的方法で仕事を行ってしまう。
それによって、問題が生じ、結果、仕事が遅くなってしまうという事は、よくある事?だと思います。
それでは、何の為に「より良い仕事の進め方」を手順化したのか?わかりません。
これを定着し、実行して行く為に不可欠なのは、上司の裁量と全員の意識です。
ただ、意識による行動は、人によってマチマチで、必ず属人的になってしまう傾向にあります。
そこで、重要になるのが、上司の存在です。
時には、自ら「より良い仕事の進め方やルール」を作成しなければならないでしょう。
そして、それを部下に教え、練習と実践の中から、「仕事が速い人」に育成・指導してあげなければならないのです。
これは、何も仕事に限った事ではありません。
例えば、ゴルフでも、「グリップはこう握って、アドレスはこう構えて、スイングはこう振って」など、より良くボールをヒットする為の方法論があります。
スクールに行くと、初心者の方は、そのマニュアルをまず教えてもらいます。
そして、練習を重ね、本番を経験し、その繰り返しによって上達して行く訳です。
まず、「より良い方法」を教える。
これが、上達への近道なのです。
ゴルフでも、仕事でも、ヘタに経験のある人は、自分の経験だけで教えたがる傾向にあります。
それが、その人の上達スピードを遅くしてしまう場合もあります。
ゴルフは私も我流なので、あまり人には教えません。 「より良い方法」が自分で分かっている訳ではないので、教える自信がないのです。
人に聞かれても「スクールに行った方がいい」と進めますし、それが嫌なら「兎に角、練習しかないな」と言います。
1つの仮定として、もし同じ人が、「スクールから始めた」そして、「我流で練習から始めた」と2通りのやり方でゴルフに取り組んだ場合、間違いなく、前者の方が上達は速いと思います。
ゴルフは趣味の世界ですし、個人競技ですので、その人がどの方法を選択しようが自由です。
しかも、その結果の全責任は、個人競技ですので、全て自分に降りかかって来ますし、周りに迷惑を掛ける訳でもありません。
しかし、仕事の場合は、団体戦で、しかも私達はプロです。
みんなが、決め事やマニュアルを無視して、属人的に動いていたのでは、いつまで経っても効率は上がりませんし、周りの人達にも迷惑が及んでしまい兼ねません。
プロである以上、常に結果にこだわらなければなりませわん。
そして、それを実現する為の「より良い仕事を進めて行く方法やルール」をマニュアル化し、継続的改善を行わなければなりません。
それを、上司達は、部下に教え、練習と実践を重ねさせ、「仕事が速い人」に成長させていかなければなりません。
それが、「仕事が出来る人」に繋がり、強いては部署や部門、そして全社で結果を残すことに繋がるのです。
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