2013年12月04日
金メダルに向かって
皆さん、こんにちは!!
寒くなって来ましたね。
この週末、私は東京にいます。
毎年、12月の初めは、家族のイベントとして、家内や娘そして、私の誕生日、加えて結婚記念日があり、余程の事がない限り、東京に戻る様にしています。
結婚記念日に家族全員が揃う時は、食事をして、全員で家族写真を撮るという感じです。
今年は全員揃うか?どうか?まだ未定ですが……。
さて、先般、栄和人(さかえかずと)さんという方の講演を聞きに行きました。
栄さん?ピンとこない方が多いのではないでしょうか?
では、この様なご紹介ではどうでしょう?
女子レスリング選手でオリンピック3連覇、国民栄誉賞も受賞された吉田沙保里選手のコーチと言えば、 お分かりになる方も多いのではないでしょうか?
スキンヘッドで、吉田佐保里選手に肩車されたり…投げ飛ばされたり…いつも、マット下で熱く応援をされている、あのコーチの方です。
講演を聞くと、比較的、穏やかな方で、内に秘めたる闘志の持ち主という感じです。
これは、余談ですが、栄さんは、1960年生まれ。出身は、鹿児島県の奄美大島だそうです。
私も1960年生まれで、母の出身地が奄美大島です。
こんな共通点から、親近感も湧き、講演を聞き入りました。
タイトルは「金メダルに向かって」という事でした。
彼も元々、レスリングの選手だったそうです。
高校時代は、将来を嘱望され、東京の大学にスポーツ特待生で入学したものの、全国から集まる強豪選手を前に、歴然たる力の差といわゆる「シゴキ」に耐え兼ねて挫折。
しかし、特待生ということから、レスリングから逃げられず、嫌々、続けるも、少しずつ実力が開花。
23歳の時、オリンピック最有力候補生になる。
簡単に云うと、この様な経歴を辿っておられます。
「能力の差は小さい。しかし、努力の差は大きい。そして、その継続の差はもっと大きい」
栄さんの経緯からも、能力の差というものは、自分が思うほど大きいものではないという事が云えると思います。
それを嫌々でも、ちゃんとした質の高い努力を継続する事である一定の成果は得られるという事です。
しかし、彼は23歳の時、オリンピック代表選考会の大会において、その身に付いた実力から、順当に決勝まで勝ち進んだものの、決勝で敗退。
惜しくも、オリンピック代表には選ばれませんでした。
いつもなら、簡単に勝てる相手だったと言います。
彼のその時の心境は、「この試合が終われば、やっと苦しさから開放される。早く、試合が終わればいい……」
相手に向かう気持ちや目標を達成するという意欲、そういった精神が欠けていたという事です。
彼は、質の高い努力を継続し、それなりの実力は付いたものの、嫌々ながら取り組んでいたので、最終的に精神的な弱さから、大きな目標を手にする事は出来ませんでした。
その後、彼は、気持ちを入れ換え、自らが意欲的に練習に取り組み、次のオリンピックには出場を果たし、世界選手権には銅メダルを 獲得されています。
栄さんの講演から、スキルを身に付けるには、質の高い努力を継続する事。
しかし、スキルだけでは結果は出ない。
そこに、自らの意欲や情熱を燃やし続け、考え方や精神的なタフさも加わった時、初めて、大きな目標というものは、達成されるという事だと思います。
ちなみに、吉田佐保里選手は、高い質の努力は当たり前という考えで、そこから如何に努力を重ねられるか?を絶えず考え練習をしているそうです。
そして、試合においては、百戦錬磨の吉田選手をもってしても、緊張をするものだといいます。
ただ、彼女は、緊張の中で誰よりも試合を楽しんでいると。
吉田選手が、前人未到の結果を残されている一端を垣間見た感じがします。
私達の仕事においても、学ばなければならない点が多々ある様に思います。
共に、努力を重ね、前を向いて頑張って参りましょう。
最新の記事
-
2018年07月06日
働き方改革 PART2 -
2018年06月22日
考え方プラス?マイナス? -
2018年06月08日
働き方改革⁈ -
2018年05月25日
振り返り……⁈ -
2018年04月13日
脈々と…… -
2018年04月06日
リーダーに必要な5つの資質⁈ -
2018年03月23日
ドラッカー 5つの質問⁉︎ -
2018年03月16日
ドラッカー流 時間管理術 -
2018年03月09日
ラクして速く成果を挙げる⁉︎ -
2018年02月23日
チームとしての部下育成 -
2018年02月09日
強くなるアマチュアスポーツの理由⁈ -
2018年01月27日
課題と問題の違い?? -
2018年01月12日
新春 決意‼︎ -
2017年12月22日
2018年 捨てる→進化→継続成長 ⁉︎ -
2017年12月08日
個と組織の力を伸ばす‼︎ -
2017年11月24日
飽くなきチャレンジ‼︎
年月アーカイブ
- 2018年7月 (1)
- 2018年6月 (2)
- 2018年5月 (1)
- 2018年4月 (2)
- 2018年3月 (3)
- 2018年2月 (2)
- 2018年1月 (2)
- 2017年12月 (2)
- 2017年11月 (2)
- 2017年10月 (1)
- 2017年9月 (3)
- 2017年8月 (1)
- 2017年7月 (2)
- 2017年6月 (3)
- 2017年5月 (2)
- 2017年4月 (4)
- 2017年3月 (4)
- 2017年2月 (4)
- 2017年1月 (4)
- 2016年12月 (4)
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (4)
- 2016年9月 (5)
- 2016年8月 (4)
- 2016年7月 (5)
- 2016年6月 (4)
- 2016年5月 (4)
- 2016年4月 (5)
- 2016年3月 (4)
- 2016年2月 (4)
- 2016年1月 (5)
- 2015年12月 (4)
- 2015年11月 (4)
- 2015年10月 (5)
- 2015年9月 (4)
- 2015年8月 (4)
- 2015年7月 (5)
- 2015年6月 (5)
- 2015年5月 (4)
- 2015年4月 (4)
- 2015年3月 (3)
- 2015年2月 (4)
- 2015年1月 (5)
- 2014年12月 (4)
- 2014年11月 (4)
- 2014年10月 (4)
- 2014年9月 (5)
- 2014年8月 (4)
- 2014年7月 (5)
- 2014年6月 (5)
- 2014年5月 (4)
- 2014年4月 (4)
- 2014年3月 (4)
- 2014年2月 (3)
- 2014年1月 (5)
- 2013年12月 (4)
- 2013年11月 (5)
- 2013年10月 (4)
- 2013年9月 (4)
- 2013年8月 (4)
- 2013年7月 (5)
- 2013年6月 (5)
- 2013年5月 (4)
- 2013年4月 (4)
- 2013年3月 (5)
- 2013年2月 (4)
- 2013年1月 (4)
- 2012年12月 (4)
- 2012年11月 (5)
- 2012年10月 (4)
- 2012年9月 (4)
- 2012年8月 (5)
- 2012年7月 (5)
- 2012年6月 (4)
- 2012年5月 (4)
- 2012年4月 (5)
- 2012年3月 (4)
- 2012年2月 (4)
- 2012年1月 (4)
- 2011年12月 (5)
- 2011年11月 (3)
- 2011年10月 (4)
- 2011年9月 (4)
- 2011年8月 (4)
- 2011年7月 (5)
- 2011年6月 (4)
- 2011年5月 (4)
- 2011年4月 (5)
- 2011年3月 (4)
- 2011年2月 (4)
- 2011年1月 (4)
- 2010年12月 (4)
- 2010年11月 (4)
- 2010年10月 (5)
- 2010年9月 (5)
- 2010年8月 (3)
- 2010年7月 (5)
- 2010年6月 (4)
- 2010年5月 (4)
- 2010年4月 (5)
- 2010年3月 (4)
- 2010年2月 (4)
- 2010年1月 (4)
- 2009年12月 (4)
- 2009年11月 (4)
- 2009年10月 (4)
- 2009年9月 (4)
- 2009年8月 (4)
- 2009年7月 (5)
- 2009年6月 (4)
- 2009年5月 (5)
- 2009年4月 (4)
- 2009年3月 (3)
- 2009年2月 (2)
- 2009年1月 (3)
- 2008年12月 (3)
- 2008年11月 (2)
- 2008年10月 (3)
- 2008年9月 (3)
- 2008年8月 (3)
- 2008年7月 (2)