2014年05月14日
実行人材
皆さん、こんにちは!!
随分、暑くなって来ましたね。
日中は半袖でも過ごせる位の陽気です。
地域によっては早くも30℃を越える 所も出て来ている様です。
昨今は、この時期にも脱水症が起こり易いと聞きます。
行楽シーズンで外に出る機会も多いと思いますので、特に夢中で遊ぶお子さん達には注意をしてあげて頂きたいと思います。
さて、話は変わりますが、当社では1月に大幅な組織変更を行いました。
これは、まず①思った様な成果が得られなかった②今後の会社の方向性を考慮して…③適材適所
この3点が組織変更の理由です。
私の組織に対する概念は、「目標を達成する為の最適集団」と考えています。
組織にとって最も不味い事は硬直化する事です。
硬直させるのではなく、その前にアグレッシブに組織を変更し、また新たな目標に向かって行く必要があると考えるのです。
その組織の変更もあって6月の年度末までに人事育成制度の見直しを並行して行っています。
当社では現在「成長経営」を謳っています。
これは、社員達が成長する事を第一とし、私自身はその環境を整える事を念頭に置くと云う事です。
上述の③適材適所とありますが、もう少し深堀すると、各々の成長度合い、得手不得手なども考慮し、各々が無用なストレスを感じずに仕事をし、成長出来る環境に配置すると云う意味合いも含んでいます。
この「成長経営」は何も会社の為だけではありません。
まず何よりもその人が成長をする事で、自身の人生を歩んで行く大きな助力になります。
そして、そういった人達が仕事をして頂く事になりますと、建設的になり、活性化され回り回って会社も成長して行く筈です。
この様な成長サイクルを会社に根付かせたいと考えているのです。
話は戻りますが、人事育成制度の見直しには、トーマツイノベーション様(監査法人トーマツ様のグループ会社で人事育成については当社と提携しています)にもアドバイスを頂いています。
彼らによると、人材成長のゴールは「自走人材」と云う事です。
この定義は、会社の方向性に沿って、自ら考え、自ら行動し、そして、自ら結果を出すと云う事だそうです。
役職や部署によって、結果の大小は当然ありますが、「自走人材」の定義は上記になります。
しかし、一足とびに「自走人材」にはなれませんので、その前の段階としてまず「実行人材」を多く育成しましょうと云う事です。
「実行人材」にまでなれば、その経験値を高めて行く上で「自走人材」になれる可能性が高くなると云う事でした。
では、「実行人材」の定義ですが、与えられた目標や目的に対して、実行し結果を出せる人と云う事だそうです。
上位者から、目標などの指示があり、その目標達成の為の行動をし、結果を出すと云う事です。
そう考えると、どこの会社でも、なかなか「実行人材」と云える方も少ないかもしれません。
この「実行人材」は人の意識による所が大きいと考えがちですが、トーマツイノベーション様によるとHow To で育成が出来ると云う事でした。
但し、上位者が最低「実行人材」である事、それを前提に上位者からのアドバイス、フォローが無くては部下の育成、成長は出来ないと云う事でした。
How To として、上位者からの指示があれば①実現する為のタスクを全て洗い出す②そのタスクに対して優先順位を期限付きで書き出す③注意すべき点として、タスクは行動レベルまでの具体的タスクにする
重要項目はこの3つです。
上位者は、部下に目標などを指示します。
それを受けた部下は、それを達成する為に必要なタスク(仕事)を全て洗い出す。
それらが、実際に行動出来るレベルまでの具体案になっているか?どうか?を検証する。
そして、それの優先順位を期限付きで書き出す。
それを実行する。
部下達はこんな流れです。
上位者は、タスクが洗い出されているか?具体的になっているか?期限付きか?などを常にチェックをし、アドバイスやフォローを行うと云う感じです。
いわゆるタスク管理です。
これらのキャッチボールが上位者と部下の間で成される様になれば、部下達は成長すると云う事です。
特に③の、より具体的に……は大事なポイントです。
どうしても抽象論や他力本願になりがちです。
具体的行動をイメージ出来るまで落とし込まなければならないと云う事です。
上位者も部下もそこを議論して行く、これが大事な事です。
「実行人材」はその人の意識やスキルによるものではありません。
上述のHow To を見て頂いても明らかです。
誰しもが可能なHow To です。
よは、このHow To を「習慣化」出来るか?どうか?と云う事だけです。
お子さんに歯磨きを教える時の様に、上位者が上述の的の得たアドバイスやフォローをし続けれるか?どうか?に部下達の成長、強いて言えば人生が掛かっているのです。
お子さんの親と全く一緒です。
上位者は責任と自覚を持って、自らは「自走人材」に……、部下達は「実行人材」へと導いて頂きたいものです。
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