2015年03月05日
犯罪の若年化
皆さん、こんにちは!
はや3月に入りましたね。
まだまだ寒暖の差や日によって気温の差も大きい時もありますが、車に乗っていますと、その日差しは最早、春を思わせる感じです。
確実に季節は進んでいますね。
私は寒さが苦手ですので、暖かくなる時期が待ち遠しい今日この頃です。
さて、話は変わりますがまた痛ましい事件が発生してしまいました。17〜18歳の少年達が13歳の中学生を殺害した事件です。
常識では考えられない残酷な手口です。
私達が10代の頃にはこの様な犯罪はなかったと思います。
現代において、犯罪が若年化して来ていると云う事は社会において大きな問題です。
何故?犯罪の若年化が起こるのか?私なりに考えてみました。
私見として、携帯電話、PCの普及と進化、少子化、親の共働きと過保護、この様な所に起因しているのではないか?と考えます。
現代社会において、少子化は如何ともし難い状況です。
従って、兄弟姉妹がいないお子さん達もかなりの割合でおられます。
小学校では1〜2クラスが当たり前で、そのクラスも30人位です。
そして、デフレ経済から共働きでないと生活が出来ないと云う環境になり、お子さんが1人で留守番をしている‥‥、そして、親御さん達もそれを不敏に思うのか?またはお子さんが1人位なので時間とお金を掛けられるのか?過保護な方が多い感じがします。
こういった所が現在の生活環境なのではないかと思います。
その昔、昭和40年代頃、兄弟姉妹は3〜4人、小学校は40人学級で6〜10クラスでした。
共働きと云うご家庭もありましたが、数は少なく、どちらかと云うと父親は外で働き、母親は家で内職をしている、そんな生活環境でした。
従って、兄弟姉妹喧嘩は日常茶飯事、度が過ぎると母親の雷が落ち‥‥。
そして、兄弟姉妹も多く、じぃちゃん、ばぁちゃんも同居していますので、イチイチ1人の子どもに構ってられない‥‥。
学校へ行くと何せ人数が多いので、当たり前の様に少々のイザコザは頻繁に起きる‥‥、これも度が過ぎると先生から大目玉を食らう‥‥。
そんな生活環境の中、知らず知らずの間に、子ども達は子ども達なりに、たくましくなり、物事の限度や処世術、自身の立ち位置そして人とのコミュニティを学んでいた様に思います。
私達の時代は、両親や先生を尊敬し、そしてその存在が怖くもありました。
怖い存在と云う事では、隣り近所のおっちゃん、おばちゃんも然りでした。
今は、その感覚もちょっと違う様に思います。
親を尊敬出来ない‥‥。
先生を尊敬出来ない‥‥。
小さいお子さん達には、やはり尊敬を抱き、少し怖い存在の大人がまだ必要な感じがします。
その存在が様々な場面での抑制にも繋がる様に思うのです。
この様な現在の生活環境を劇的に変える事には無理がありますが、今出来る事として少なくとも国は少子化対策を押し進めて頂きたいものです。
それは強いては国力の増強にも繋がるのですから‥‥。
次に問題なのはPCや携帯電話の乱用です。
私の子ども達は成人を過ぎましたが、小中高の間はまだ携帯電話はそんなに普及していなかった様に思います。
若年の人達が携帯電話を当たり前に持ち出したのはココ10年位ではないでしょうか?
急速に普及した印象があります。
今や情報が瞬時に飛び交い、ありとあらゆる情報が、分別の付かない人達でも、簡単に手に入れる事が出来てしまいます。
また、携帯電話が無い頃、相手に電話を掛ける時も、「8時やったらまだ大丈夫かな?9時やったら親御さんに迷惑だろう」とか「直接相手がでてくれたらいいけど、親御さんが電話にでたらちょっと嫌やな」とか、電話1つを掛けるにしても随分考えながらしていた様に思います。
今は、携帯電話が普及し、いつでもどこでも直接相手に繋がります。
分別の付いた大人達にとっては便利なモノですが、まだまだ分別の付かないお子さん達にとっては数多の情報に、何をどの様に処理し、対応したらいいのか?分からない事も多いと思います。
その状況でもし自身が間違った判断をして、行動をしてしまったら、大きな問題に発展してしまうかもしれません。
それ以上に私が危惧するのが、メールやラインといった活字でのやり取りです。
人と人とが会って話をするのであれば、その表情から仮に「アホやな」と言われても別段腹を立てる事もないと思います。
しかし、メールやラインの様に相手の表情や温度が読み取れ無い状況で、まだ分別の幼い、言葉も足りない、お子さん達が活字だけのやり取りをする訳ですので、時には、知らない間に根深い思いも生まれないとも限りません。
こんな事を小さな発端として大きな犯罪に発展してしまう事が、ままあるのではないか?と思うのです。
今や、私達を取り巻くビジネス環境においても、デジタルの波から逃れる事は出来ません。
しかし、デジタルに使われ、追われては駄目です。
過去も現在もそして未来においても、ビジネスや人の営みの根本にあるものは、「人対人」です。
10年先であろうが、100年先であろうが、この原理原則は変わる事のない不変のモノです。
まずは、人対人としてアナログで考え対応する、そして、その上でデジタルを使用した方が利便性が高いと判断したら使用する、この様なスタンスで何事にも当たらなければならないと思います。
活字だけ先行し、人がそれに連れて踊らされると云う事があっては本末転倒です。
まずは「人としてしっかりと相手に向き合う」、「親御さん達はしっかりとお子さんに向き合う」、忙しい現代にあっては便利な方へ行きがちですが、原理原則として忘れずに対峙して行きたいものです。
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