2015年10月30日
9つのブランド戦略②
皆さん、こんにちは‼︎
いい天気が続いていますね。
ただ今週は若干気温が下がって来ている様で、晩秋を感じさせる‥‥‥そんな時期になって来た様に思います。
私は冬が苦手なものですから、「これから寒い季節になるのかぁ」と思うと少し憂鬱な気分になったりもしてしまいます。
朝晩の冷え込みも肌寒く感じられ、寒暖の差が一段と増す今日この頃です。
皆様におかれましては、体調にどうぞご留意を下さいませ。
さて、本日は先週からの続きで「ブランディング」について、話を進めて行きたいと思います。
ブランド戦略には9つあって、それを順次行って行けば、ブランディングが完成する‥‥こう言う事でした。
先週はブランド戦略①②をお話ししましたので、本日はブランド戦略③〜話を進めて参ります。
ブランド戦略③
「使命感を持ち、吸収力を手に入れる」
これはミッション戦略と呼ばれるものです。
欧米の経営者の間では「起業だ、経営だと気を張るより、最初からブランドを目指す方がビジネスの成功率は格段に上がる!」‥‥この様な考え方が一般的にある様です。
日本とは違いますよね。
それだけブランドの重要性を認識していると言えます。
例え小さな会社でもブランドと呼ばれる会社は、地域や業界において、キラリと光る‥‥ある種の引力を持っていると言います。
例えば、ブランド戦略に無関心な会社は、お客様の言われるままに、いつも、あたふた慌ただしく毎日を送っている感じがするものです。
営業をするにしても‥‥何をするにしても‥‥バタバタ、バタバタと‥‥これでは疲れてしまいます。
一方、ブランドと呼ばる会社は、そんな事をしなくても、お客様はわざわざ足を運んでくれます。
先週お話をしました「シャネル」を思い出して下さい。
「シャネル」がバタバタ、バタバタとお客様に営業をしないですよね。
わざわざお客様が足を運んでくれています。
極論でゆうと、「ブランド会社」と「ブランドに無関心な会社」には、これだけの差が生じる事になるのです。
ブランド化をする事により、お客様にも喜んで頂き、そして会社にとっても効率の良い経営を行う事が出来る‥‥正にwin-winの関係を構築する事が出来る‥‥これがブランド化の意義であると、講演者は言われています。
それを成す為には、ブランド戦略①②に加え、ブランド戦略③ミッション戦略を展開しなくてはならないという事でした。
引力のある会社(ブランド会社)とそうでない会社との圧倒的な差は、使命感にあると言います。
経営者や社員に使命感があるか?否か?が最終的な引力の有無に関わるそうです。
「事業を通じて社会に貢献する‥‥」
「社会に存在する、あの問題を私達の事業を以って解決する‥‥」
など‥‥社会における事業の存在理由を明らかにし、世間に伝える事‥‥‥これがミッション戦略であり、ブランディングを進める中でも欠かせない重要なプロセスだそうです。
使命感を持って働いている人達はカッコ良く、疲れていません。
それは、「成すべき方向」が明らかである為です。
誰もが、目的地もなく、ただ歩くだけでは面白くもなく、疲れてしまいますよね。
仕事も、何の目的もなく、ただバタバタと目の前の仕事をこなすだけでは疲れます。
目的地さえはっきりしていれば、たとえゆっくりでも確実に前進をしていると実感が出来るものです。
この様に、使命感を持って働く事で、疲れ知らずでイキイキと目的地に向かっている‥‥‥全社としてこれが出来た時、その引力は増して来るとの事でした。
ここまでを少し整理しますと、ブランド戦略①は「ビジョン戦略」‥‥地域や業界のブランドになる上で、目指しているゴールを、ワンフレーズで表現したもの。
ブランド戦略②は「ストーリー戦略」‥‥自分達の事業に対する想いや背景、考え、姿勢、哲学などの発信。
ブランド戦略③は「ミッション戦略」‥‥事業の社会的存在理由を明らかにする事による使命感。
この様な感じです。
そして、ブランド戦略④
「コンセプトや想いを社内で共有する」
これは、「コンセプト戦略」と呼ばれるものです。
ブランド戦略は「対外的なもの」と捉われがちですが、実はそれは50%位で、残りの半分は社内に向けて行うものだと言います。
もっと言えば、社内全員、ブランドとしての立ち居振る舞い、考え、発信が出来れば、自ずと対外的ブランディングは出来ている‥‥と言えます。
経営者やリーダーだけがブランド戦略に熱心でも、会社として、一向にブランドにはなれません。
何故なら、それぞれの立場において、お客様と常に対峙しているのは1人1人の社員です。
その人達がブランド戦略を理解し、表現者となり接客をして行かなければ、ブランド会社にはならないのです。
その為には、コンセプトや想いを社内で共有する必要があると言います。
では、どんな事をすれば良いのでしょう?
講演者は、まず「喜びの声を分かち合う」‥‥と言うシンプルな行為を社内で行う事だと言われています。
例えば、1週間に1回、朝礼などで、お客様や協力会社から受けた喜びの声‥‥これを各人発表し共有する‥‥など。
1週間に2つの喜びの声を各社員が持ち寄る様に‥‥‥と言う基準を設けるとよいと言われています。
この様な行為をする事で、「自分達の存在は確かに意味があり喜ばれている‥‥」「自分達の方向は間違っていない‥‥」「こんなにも喜んでくれている人達がいる」と各社員が自信を深める事が社内的モチベーションアップには重要で、それが強いては社員の自覚や成長に繋がるとの事です。
コンセプトや想いの社内共有に多くの時間とエネルギーを注げる会社だけが、単なる小さな会社から、地域や業界のブランド会社へと変貌を遂げる事が出来ると講演者は断言されています‥‥‥。
このブランド戦略④までがブランディングの前段の所です。
似通った内容で頭の整理が出来ないかもしれませんのがブランド戦略①②③④の意味合いを理解し進めてみて下さい!
よは、まずあるべき会社の姿・ゴールを明文化する(ブランド戦略①‥ビジョン)、対外的には自分達が押し進める事業の想いや考え・哲学を発信する(ブランド戦略②‥ストーリー)、加えて自分達の事業の存在理由を明らかにし使命感を持つ(ブランド戦略③‥ミッション)‥‥‥‥‥そして、これらを実質展開して行く社員の自覚とモチベーションアップを促す(ブランド戦略④‥コンセプト)‥‥‥‥こんな感じです。
次週からは、ブランディングの中盤戦略で話しをさせて頂きたいと思います。
私達の事業ブランド:「monocoto」
ブランドビジョン :「無限の発想と新しいものづくりで日本を変える」
ブランドコンセプト :「誰かを幸せにする歓びを共に」
ブランドサイト :www.monocoto.life
最新の記事
-
2018年07月06日
働き方改革 PART2 -
2018年06月22日
考え方プラス?マイナス? -
2018年06月08日
働き方改革⁈ -
2018年05月25日
振り返り……⁈ -
2018年04月13日
脈々と…… -
2018年04月06日
リーダーに必要な5つの資質⁈ -
2018年03月23日
ドラッカー 5つの質問⁉︎ -
2018年03月16日
ドラッカー流 時間管理術 -
2018年03月09日
ラクして速く成果を挙げる⁉︎ -
2018年02月23日
チームとしての部下育成 -
2018年02月09日
強くなるアマチュアスポーツの理由⁈ -
2018年01月27日
課題と問題の違い?? -
2018年01月12日
新春 決意‼︎ -
2017年12月22日
2018年 捨てる→進化→継続成長 ⁉︎ -
2017年12月08日
個と組織の力を伸ばす‼︎ -
2017年11月24日
飽くなきチャレンジ‼︎
年月アーカイブ
- 2018年7月 (1)
- 2018年6月 (2)
- 2018年5月 (1)
- 2018年4月 (2)
- 2018年3月 (3)
- 2018年2月 (2)
- 2018年1月 (2)
- 2017年12月 (2)
- 2017年11月 (2)
- 2017年10月 (1)
- 2017年9月 (3)
- 2017年8月 (1)
- 2017年7月 (2)
- 2017年6月 (3)
- 2017年5月 (2)
- 2017年4月 (4)
- 2017年3月 (4)
- 2017年2月 (4)
- 2017年1月 (4)
- 2016年12月 (4)
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (4)
- 2016年9月 (5)
- 2016年8月 (4)
- 2016年7月 (5)
- 2016年6月 (4)
- 2016年5月 (4)
- 2016年4月 (5)
- 2016年3月 (4)
- 2016年2月 (4)
- 2016年1月 (5)
- 2015年12月 (4)
- 2015年11月 (4)
- 2015年10月 (5)
- 2015年9月 (4)
- 2015年8月 (4)
- 2015年7月 (5)
- 2015年6月 (5)
- 2015年5月 (4)
- 2015年4月 (4)
- 2015年3月 (3)
- 2015年2月 (4)
- 2015年1月 (5)
- 2014年12月 (4)
- 2014年11月 (4)
- 2014年10月 (4)
- 2014年9月 (5)
- 2014年8月 (4)
- 2014年7月 (5)
- 2014年6月 (5)
- 2014年5月 (4)
- 2014年4月 (4)
- 2014年3月 (4)
- 2014年2月 (3)
- 2014年1月 (5)
- 2013年12月 (4)
- 2013年11月 (5)
- 2013年10月 (4)
- 2013年9月 (4)
- 2013年8月 (4)
- 2013年7月 (5)
- 2013年6月 (5)
- 2013年5月 (4)
- 2013年4月 (4)
- 2013年3月 (5)
- 2013年2月 (4)
- 2013年1月 (4)
- 2012年12月 (4)
- 2012年11月 (5)
- 2012年10月 (4)
- 2012年9月 (4)
- 2012年8月 (5)
- 2012年7月 (5)
- 2012年6月 (4)
- 2012年5月 (4)
- 2012年4月 (5)
- 2012年3月 (4)
- 2012年2月 (4)
- 2012年1月 (4)
- 2011年12月 (5)
- 2011年11月 (3)
- 2011年10月 (4)
- 2011年9月 (4)
- 2011年8月 (4)
- 2011年7月 (5)
- 2011年6月 (4)
- 2011年5月 (4)
- 2011年4月 (5)
- 2011年3月 (4)
- 2011年2月 (4)
- 2011年1月 (4)
- 2010年12月 (4)
- 2010年11月 (4)
- 2010年10月 (5)
- 2010年9月 (5)
- 2010年8月 (3)
- 2010年7月 (5)
- 2010年6月 (4)
- 2010年5月 (4)
- 2010年4月 (5)
- 2010年3月 (4)
- 2010年2月 (4)
- 2010年1月 (4)
- 2009年12月 (4)
- 2009年11月 (4)
- 2009年10月 (4)
- 2009年9月 (4)
- 2009年8月 (4)
- 2009年7月 (5)
- 2009年6月 (4)
- 2009年5月 (5)
- 2009年4月 (4)
- 2009年3月 (3)
- 2009年2月 (2)
- 2009年1月 (3)
- 2008年12月 (3)
- 2008年11月 (2)
- 2008年10月 (3)
- 2008年9月 (3)
- 2008年8月 (3)
- 2008年7月 (2)