2016年03月18日
行動の科学
皆さん、こんにちは‼
今週は、半ばから気温も上がり、春本番の陽気でした。
ただ週末はまた雨模様だそうですが‥‥‥‥。
しかし、この気候により一気に桜の開花が早まりそうです。
当社、東京営業所近くの桜並木は有名で、毎年楽しみにしているのですが、中々、東京へ入るタイミングが合わず、満開の時期を逃してしまう事がここ数年はありました。
今年は4月1日には東京へ入る予定をしていますので、丁度いいタイミングではないか?と思っています。
今から少し楽しみです!
さて、話は変わりますが、気候が良くなって来ると、何故か?考え方も前向きになり、行動をしようという気持ちが湧いて来るものですね。
冬は寒いし‥‥‥夏は暑過ぎるし‥‥‥‥春‥‥一番いいですね。
この様に気持ち一つで行動というものは変わってしまいます。
行動を科学する‥‥‥何故?人は行動をするのか?または、しないのか?
何故?行動をしなければならないと分かっているにも関わらず、人は行動をしないのか?
それを、直ぐに行動する自分に変える事は出来ないのだろうか?この様な観点から、「行動の科学」というものを提唱されている人物がいます。
その人の名は、「慣性の法則」で有名なマイケル・ボルダック氏です。
今日は、その内容をヒントに、直ぐに行動出来る自分になる為のメソッドを紹介したいと思います。
まず大前提として言われているのが、「行動」こそが、現実を変える唯一の手段である‥‥という事です。
これは、大前提‥‥真理なのでフィロソフィーとして、自身の潜在意識にまで落とし込まなければ何も始まらないという事を、まず以って申し上げたいと思います。
情報や知識やスキルは、その人にとっての武器です。
しかし、これら武器は使わなければ何の価値も生み出す事はありません。
自身の武器を活用し、行動に移してはじめて、現実は変わるのです。
そしてまた、自身の武器を高める努力をし、それを実践活用して行く‥‥‥この繰り返しにおいて現状が変わり、自身もステップアップして行く事になる訳です。
行動の障害となっているものは幾つかあると、ボルダック氏は言われていますが、ここで勘違いをしてはならない事は、情報・知識・スキル‥‥これらが伴わないと行動が出来ない‥‥という考えです。
そうではありません!
武器が少ないという事は、幾らそれを持って行動をしても、その成果が小さいというだけなのです。
従って、成果が出ない理由にはなっても、行動をしない理由にはならないという事をまずは抑えておきましょう。
話を戻しまして、行動の障害になっているもの‥‥‥‥‥。
その最たるものは、「やるべき行動の先送り」とボルダック氏は言われています。
では何故?人は、やるべき行動を先送りにするのでしょう?
それが分かれば直ぐに行動が出来る自分になれるはずです。
幾つかその理由を挙げてみます。
①「痛み」か「喜び」のいずれかがない!
その行動をした結果に対する喜び‥‥‥または、その行動をしない事による痛みが無い場合、行動は先送りになると言われています。
どういう事かと言いますと、その行動をした時、自身に対し、即座に目に見えた報酬がある場合など、少し打算的ですが、人は先送りにせず、その喜びをきっかけとして行動をします。
また、その行動をしない時、自身に対して、目に見えた損害を被る‥‥または、上司やお客様に怒られる‥‥こんな場合も、少し打算的ですが、人は行動するという事です。
②準備に完璧さを求め過ぎる!
行動をしない限り現実は変わりません。
また、相手が存在している以上、100%の準備というものはありえません。
これは自己満足の世界で、行動をする事をただ遅らせているだけです。
例えば、戦国時代‥‥‥相手が攻めて来ているにも関わらず、まだ準備をしていたのでは、やられてしまうだけです。
逆に、何の準備もしないで攻めたとしても同様の結果になってしまうのがオチです。
常に相手が存在しているのです。
要は、いつまでにどれ位の準備をするのか?
そして、その方向性を見極め、判断・決断しまずは、速やかに1歩行動をする‥‥‥あとは方向性が間違っていないなら、都度考えながら行動をするという事が重要になるのです。
この様に行動をする事で、ゴールへのスピードが断然上がるのです。
③安心・安全・快適を過度に求め過ぎる!
これも上述に近い内容ですが、これらも100%はありえませんので、過度に求め過ぎると延々と先送りを続け行動をしなくなると言われています。
どの様な場合でも、企業が‥‥‥または自分自身が成長をする為には、自身の殻‥‥今の範疇から飛び出さなければなりません。
企業も人も、まだ見ぬ世界へと航海を始めなくては成長には繋がらないのです。
当然、困難や壁はある事でしょう。
しかし、それを恐れ行動しなければ、現状のままです。
勇気を出して行動し、それらを乗り越えた時、企業も人も成長しているはずです。
企業の場合、今の安定は、諸先輩達がどこかで新しい事に挑戦をする行動をし、築き上げて来たものです。
起業時においては、全ての会社がその行動をとり、今がある訳です。
これらには100%成功の保証はありませんでした。
ある程度の準備・勝算の中、不確実な事に対して行動をし続け、挑戦をし続けた結果、ある程度の成果を収めたから、企業として存在しているのです。
いつの時代も、これで安心・安定という事は無いものです。
諸先輩達が行って来られた様に、従来の枠組みの中で従事するのでは無く、その安定した領域から飛び出し、誰もが何かに挑戦をし続ける‥‥これが大事なのです。
④過信
自信と過信には天と地ほどの差があります。
自信は、今まで積み重ねて来た実績により、裏付けされたものです。
従って、自信が付いて来ると、次の行動への原動力となるものです。
過信とは、裏付けされた実績がありません。
にも関わらず、「自分は出来る‥‥または出来ている‥‥」と考えるのが過信です。
そうなってしまうと、他人からの意見や具申というものが耳に入って来ません。
それが続くと、周りからは何も言ってくれなくなるものです。
「自分は出来ている‥‥」と考えている訳ですから、当然、次の行動へ瞬時に移る事はありません。
自己評価では無く、客観的評価や客観的実績‥‥これらの裏付けによってのみ積み重ねられる「自信」でなければならないのです。
これら4つが「行動を先送りにする理由」だそうです。
では、どうすれば「自発的に直ぐ行動に移す事が出来るのか?」という事ですが‥‥‥。
上述の「行動を先送りにする理由」を自身で排除出来れば問題はありません。
しかし、中々、人は、劇的な意識改革に繋がる事が起き無い限り、変われるものではないかもしれません。
結論としてボルダック氏は次の様に言われています。
瞬時に行動をとりたければ、「ゴール」と「理由」を明確にする事‥‥この様に結論付けられています。
ゴール(目標)と理由があれば、人は一瞬で動ける。
何故なら、元来人間はゴールに向かって勝手に動く動物だから‥‥‥‥‥‥と。
行動しないのは、今置かれている環境、自身の考えなどから、その行動を妨げているにしか過ぎないという事だそうです。
私が注目をするのは『理由』という所です!
元来人間はゴールに向かって勝手に行動をする生き物かもしれません。
しかし、人には感情があり、上述の様に、環境や考えによって、それだけでは中々行動出来ない人も多くおられます。
『理由』とは‥‥‥絶対にゴール(目標)を達成しなければならないと思える強い理由‥‥‥という事です。
現在、リオのオリンピック出場に向けて様々な予選会が開催されています。
先般も名古屋女子マラソンにおいて、事実上あと1枠の出場権利獲得を巡り、歴史上に残るレースが展開されました。
目標とそれを達成しなければならない理由が、僅か田中選手が勝ったのかもしれません。
例えば、経営者の場合、年度始め、当期の経営目標は設定する事でしょう。
しかし、現代の企業を取り巻く環境は、目まぐるしく変化をする時代にあり、安心・安定というものは、待っていてやって来るものではありません。
その都度、課題や問題が発生し、それを解決する為の目標も設定し、行動しながら難しい時代の舵取りをされている事と思います。
そこには充分な準備をする時間もままならず、ある程度の準備をし、即座に行動をし、走りながら現状変化をさせて行かなければならない事ばかりです。
そして行動するだけでは無く‥‥期限までに結果を出さなくてはならない‥‥‥‥‥。
その様な考動を日夜されています。
今考えると、それを突き動かしているのは、『達成しなければならない理由』です。
ボルダック氏の発言を受けて、目標の設定だけでは、瞬時の行動には不十分だと分かりました。
「社員達の生活を守るんだ‥‥」「もっと給料やボーナスを渡すんだ‥‥」「会社を守り成長さすんだ‥‥」「誰々に結果を出させてあげるんだ‥‥」「家族を守らなければならない‥‥」「子どもの為に‥‥」「親を楽にしてあけたい‥‥」「社会貢献をするんだ‥‥」「現代における課題を解決するんだ‥‥」などなど。
世の経営者達には、明確な「達成しなければならない理由」が存在しています。
何か?達成しなければならない理由‥‥‥なんでもいいんです。
要は、本気でそれを考えているか?どうか?です。
それを本気で考えている時、私自身も瞬時に行動をしている事に気づきました。
やはり、人による行動の最大の違いは『ゴール(目標)を達成しなければならない理由』にあった様です。
私も何故?人は行動をしないのかなぁ?と悶々とする毎日ですが、目から鱗が落ちた感じです。
理由が明確ではないからだ!と確信をしました。
そこが明確になれば、ゴールの具体的なイメージが出来、自発的に期限も決め、瞬時に行動へと移るはずです。
お客様に怒られるから‥‥上司に怒られるから‥‥などネガティブで受身的なきっかけでは無く、自身としての「達成しなければならない理由」‥‥‥これを本気で考えて見てはどうでしょう!
「自身のあるべき未来像」でもいいかもしれません。
「家族や彼女の為‥‥」「何かが欲しいから‥‥」なんでもOKです!
要は、本気か?どうか?です。
これが為されれば、自ずと自身の行動も変わるはずです!
最後にボルダック氏曰く‥‥「先送りはあなたの夢はおろか、あなた自身を殺すと言っても過言ではありません」と。
ちょっと過激な発言ですが、自身の成長を妨げる事は事実の様です。
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