2016年09月02日
60点主義
皆さん、こんにちは‼
大阪におきましては、朝晩、随分と涼しくなって来たように思います。
日の入りに関しましても、一時の事を思うと1時間ぐらいは早くなっている感じがします。
はや9月‥‥‥確実に季節は秋へと進んでいるようです。
一方‥‥‥‥今週、台風10号が東北を直撃し、亡くなられた方々もおられ、甚大な被害となってしまいました。
心よりお悔やみを申し上げますと共に、被害に遭われた方々へお見舞いを申し上げます。
さて‥‥‥‥‥‥話は変わりますが、「土光敏夫」‥‥50歳以上の方であれば記憶にあるのではないでしょうか?
若い方々におかれましても、ビジネス経済を勉強しておられれば知っておられるかもしれません。
私のイメージは「土光敏夫=経団連会長」です。
「行革の鬼」「ミスター合理化」と呼ばれていた方です。
少しプロフィールを簡単にご紹介しますと、1920年東京石川島造船所に入社。
1950年石川島重工業・石川島播磨重工業社長に就任。
経営の危機に直面していた本社を徹底した合理化で再建。
その後、やはり経営の危機に直面していた東芝の再建を依頼され1965年東芝社長に就任。
ここでも辣腕を振るい再建に成功。
そして、1974年第4代経団連会長に就任。
その後、橘学苑の創設者である母から引き継ぎ理事長・校長に就任。
質素倹約な生活から「メザシの土光さん」としても親しまれた。
簡単ですがこのような方です。
彼の名言に「スピード重視」「60点主義で速決・断行・実現せよ」‥‥というものがあります。
土光さんのスピード重視は徹底していたと言います。
「完璧を求めて時間を掛けて勝機を逸すれば、いくら100点の答案であったとしても0点になってしまう。
仮に60点の出来でも自信と情熱を持って速やかに動けば80点100点の結果を生む。
そんな時、運が向いてくるものだ。」‥‥‥このように言われています。
私もよく会社でこのような話をします。
「ビジネス社会に100点はない!
何故なら、100点というものがあれば、誰もがビジネスをし、成功を収めるからだ。」‥と。
会社の進むべき方向性が定まれば、「どうすればそれが達成出来るのか?」戦術を徹底的に考えなくてなりません。
その時、①方向性に沿って考えも行動もしない‥‥‥‥0点
②適当に考え場当たりに行動をする‥‥‥‥スピードは早いかもしれませんが、一か八かの行動です。
一か八かですので50点というところでしょう。
ビジネスは博打ではありませんので、一か八か50点では駄目です。
③戦術を完璧にしようとして、中々、行動に移らない。
これも0点。
「過ぎたるは及ばざる如し」です。
土光さんの言われる通り、時期を逸してしまうと全てが台無しです。
④目標達成の期限を設け、その戦術立案の期限を設け、あとは情報を積み上げ戦術を策定する‥‥‥これも絶対に成功するという100点の保証はあり得ません。「これで行けるだろう」の戦術を2〜3つ用意し、60点〜70点ぐらいを持って速やかに行動する‥‥。
あとは、その人の自信と情熱が100点にしてくれる‥‥こう言う事です。
100点というのは飽くまで自己満足です。
例えば資料作成する場合、100点というのは相手が決める事で自身が決める事ではありません。
そこまで拘るとスピードも遅く、処理量も少なくなってしまいます。
この場合、60点の出来でも、70点の出来でもスピードを持って相手に渡す事が重要です。
その出来映えでOKかもしれませんし、万一不具合があれば相手が100点にしてくれます。
このようなキャッチボールをしながらスピードと成果を合わして行くのです。
目標も同様で、今期は無理だったが5年先に達成した‥‥‥‥‥これは誰が聞いてもおかしい事です。
決められた期限に達成するから意味があるのであって、5年先に達成しても意味を持ちません。
60点を持って速やかに行動し成果が現れなければ、また次の策へ60点を以って行動に移す‥‥‥‥‥このキャッチボールです。
「60点主義で速決・断行・実現」
「スピードを持って期限までに達成」
今、混沌とした時代だからこそ、経団連会長としてオイルショックを乗り越えた土光さんの60点主義が重要であると思います。
最後に土光さんの名言をご紹介します。
「自分と他者を比較するな。
比較は自分自身とだけやればよい。
肩書きは人間の時価にしか過ぎず、真価は自分が納得をした生き方をしたかどうかだ。
つまり、人間の真価は自分で気づき、自分で磨くしかないという事だ」‥‥‥土光敏夫
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